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症例ブログ

八重歯とむし歯と歯周病

先日の事、ある患者さんから「歯茎が腫れたから診てほしい」との連絡がありました。

来院していただき、拝見したところ、八重歯となり、歯が重なっていた部分で腫れが起こっていました。よくよく聞いていてみると、重なったところに汚れが詰まったため、一生懸命取ろうとして、歯ブラシを強く当てすぎたとのことでした。そこは、以前から糸ようじ(デンタルフロス)も通りにくく、日ごろのメンテナンスに苦労していたとのことでした。

だいぶ前の事ですが、あるアイドルが八重歯だったため、「八重歯がチャーミング、かわいい」というイメージがついていた時期がありました。しかしながら、今お話ししたように、八重歯が原因で、汚れが溜まりやすくなり、結果的には、むし歯や歯周病を誘発する原因となります。

当院が、小児矯正に力を入れているのは、これらの問題を早期に対応することで、将来、健康であり続けるための一助をなればと思っているためです。特に、歯周病は、多くの病気との関連性が証明されています。代表的なものとしては、糖尿病、心臓病など、命に係わる病気があります。ほかにも、早産や死産にかかわることもわかってきました。

とはいえ、歯列矯正には、悩まれる方は非常に多くいらっしゃります。特に感じたことは「歯列矯正」となると大きな金額と長期治療が発生するためです。そのため、当院では「歯列矯正のゴール地点をどこにするか?」というお話を、しております。そのため、一部インスタグラムにて、紹介させていただきましたが、プレオルソのみで完結する患者様も少なくありません。

例えば、「芸能人みたいに、きれいになりたい」と言うのであれば、やはりワイヤーによる矯正が一番となります。しかしながら「健康を保てるような、管理しやすい歯並び」となると、先述したとおりプレオルソや、拡大装置というものを利用した治療のみで終わることもあります。大切なのは、完璧な歯並びではなく、健康を保ち続ける歯並びをいかに誘導するか、にあります。そのために、当院では、矯正について選択肢を少し多めに用意しております。それぞれのニーズに合わせて用意しておりますので、よろしければ、お気軽に相談してください。

 

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